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剣術家&死の大鎌&無双三段の期待ダメージ

私のtwitterを注意深くみている方はご存知だと思うが、最近変愚にて剣術家&死の大鎌&無双三段の組み合わせで異常なダメージが出ることを発見して驚愕している所。
というわけで、実際にどの程度の数値になることが期待されるのか、ちゃんと調べてみようと思った次第。

まずは仕様調査から。
前提1.死の大鎌の仕様

  • 基本スペックは10d10、それに命中ボーナス-50とダメージボーナス+30がかかる。
  • いろんなものへのスレイがかかる。今回は仮想敵を『混沌のサーペント』とするが、対邪スレイもバッチリ。
  • 重さは17.5kg。
  • バリアを確実に切り裂く。

前提1.1 死の大鎌・反射の仕様

  • 攻撃を回避された場合、1/3の確率で自分に攻撃が当たる。
  • ダイスダメージのボーナス(ペナルティというべきか)は一番高いものが適用される。
  • 悪魔・吸血鬼・魔王に変化している場合、ダイスダメージが3倍になる。
  • 変化しておらず、かつ、種族がハーフオーク・ハーフトロル・ハーフオーガ・半巨人・半タイタン・サイクロプス・インプ・骸骨・ゾンビ・バルログ・ドラコニアンのいずれかである場合、ダイスダメージが3倍になる。
  • 変化しておらず、かつ、種族がイーク・クラッコン・人間・アンバライト・ドゥナダン・野蛮人・獣人の場合、ダイスダメージが2.5倍になる。
  • 酸・電・火・冷・毒の耐性がなく、一時耐性もない場合は、ダイスダメージが2.5倍になる。
  • 属性が悪に傾いている場合、ダイスダメージが2倍になる。
  • 侍でなく、MPが30以上あり、武器に何らかの理由で理力属性があった場合(ランダムアーティファクトのみ?)には、これまでのダイスダメージの倍率を維持した上で、ダイスダメージが(現在の倍率×1.5+2)倍になる。(この時点で3倍であれば、6.5倍)
  • 重量によるクリティカルは通常通り発生する。このクリティカルには無双三段・魔神斬りの補正がかかる。
  • 切れ味のクリティカルも通常通り発生する。(1/6の確率でダイス2倍(これまでの修正に重複)。その後、1/4の確率のチェックを通るごとに、3倍・4倍……と増加する)

前提2.無双三段の仕様

  • その名の通り3回攻撃。攻撃回数は3回に固定される。
  • すべての攻撃がクリティカル確定となる。
  • クリティカル時、クリティカルの強さの計算式に、1d650が加算される。(通常は重量(kg)*20+1d650となるところが、重量(kg)*20+2d650となる)
  • スレイボーナス、クリティカルボーナス、ダメージ修正の計算後、ダメージが2倍される。

算出1.ダメージ計算の流れから基本的なダメージを算出

  • 『混沌のサーペント』を仮想的とする。
  • まずはダイス。10d10。
  • これに対邪スレイがかかる。20d10。
  • これに切れ味の修正がかかる。1/6の確率でダイス2倍。その後、1/4の確率のチェックを通るごとに、3倍・4倍……と増加する。期待値は11/9なので、24.4d10としておこう。
  • これにクリティカルの修正がかかる。計算式は若干面倒なので後述する。
  • これに死の大鎌のダメージ補正が乗る。(24.4d10*クリティカル補正+クリティカルダメージ)+30
  • これに@さんのダメージ補正が乗る。両手持ちを前提とすると40程度はあるだろうか。(24.4d10*クリティカル補正+クリティカルダメージ)+70
  • これに無双三段のダメージ率2倍がかかり、((24.4d10*クリティカル補正+クリティカルダメージ)+70)*2となる。
  • 無双三段は当然3回攻撃なので、((24.4d10*クリティカル補正+クリティカルダメージ)+70)*6が@さんの1行動で蛇に与えられるダメージとなる。

算出2.クリティカル率の計算

  • まず、無双三段クリティカル確定である。
  • 死の大鎌は17.5kg。ここから、ソースコード上のweightは350。となる。
  • [A]無双三段の補正を考慮して、350+2d650が400未満であれば、クリティカル補正2倍、+5ダメージとなる。
  • [B]無双三段の補正を考慮して、350+2d650が700未満であれば、クリティカル補正2倍、+10ダメージとなる。
  • [C]無双三段の補正を考慮して、350+2d650が900未満であれば、クリティカル補正3倍、+15ダメージとなる。
  • [D]無双三段の補正を考慮して、350+2d650が1300未満であれば、クリティカル補正3倍、+20ダメージとなる。
  • [E]無双三段の補正を考慮して、350+2d650が1300以上であれば、クリティカル補正3.5倍、+25ダメージとなる。
  • [A][B][C][D][E]の確率を純粋に求めたかったのだが、解らなかったのでモンテカルロ法に頼ってみた。試行回数5000回の結果……
  • [A]0.28%、[B]13.78%、[C]20.56%、[D]50.96%、[E]14.42%。

算出3.攻撃が3回命中した場合の期待値の計算

  • (24.4d10*クリティカル補正(+クリティカルダメージ))の期待値は約412ダメージ、ということになった。
  • これに70ダメージ上乗せして、無双三段の倍加をかけて、一発の期待ダメージは実に964
  • これが3回襲いかかる。期待ダメージは2892らしい。なんだこの数字。

算出4.被ダメージの計算

  • 先の@さんに襲いかかる反射時スレイは、全て回避した前提とする。
  • まず10d10。ここまでは一緒。
  • スレイを回避して10d10のまま。
  • クリティカル補正の倍率とダメージはそのままかかる。ということは切れ味がなかった場合の期待値は238。結構痛いが……
  • 運悪く切れ味がかかった場合はダイスダメージが更に倍。394ダメージを覚悟する必要がある。

結論

  • 両手持ち&祝福ヒーローまでかけてあれば、命中率を加味しても、おそらく@さんの行動1回のダメージで期待値は2500程度。15回殴れれば勝てる計算である。
  • 攻撃を回避された場合には238ダメージ程度を受けることは覚悟しなければならない。逆に言えば、HP1000から殴りかかれば、800近く残ることは期待できる。オーラダメージも3回で済むし。
  • とすると、HP1000で殴りかかって運悪く死ぬパターンは、運悪く攻撃を外して、運悪く1/3のチェックに引っかかって、運悪くサーペントが2回行動して、運悪くロケット・破滅の手・カオスブレスあたりが連打された場合、くらいで済みそうである。しかも、たかだか15回行動するまでの間に、である。
  • こう見ると、案外現実的な戦術にも見えてくる。
  • 無論、種族スレイや対邪スレイがかかるとそれだけで死が見える。属性が善に大きく傾くアルコンが最良の相方と言えそうだ。HDも高いし。