Clockの雑文置き場

Clockの雑文置き場です。

2万円弱の小型PCにLinuxとSteam入れてゲーム機にしてみた話。

1. はじめに

本文書は、筆者Clockが格安2万円弱の小型PCにUbuntuとSteamのみを入れてゲーム機にしようと試みた際の記録である。
本文書に影響を受けた読者の行動で不利益があったとしても、筆者はその責任を負わないものとする。

……と堅苦しく書いてはみたが、実際は日記のようなもの。

2. 検討 〜そもそもなんでこんなことを?〜

まずは、筆者がこのような奇行に至った経緯を説明する。
なお、本章自体がどちらかといえば余談に属する話となる。経緯に興味のない方は読み飛ばすのが良いと思う。

SteamDeckという機械について聞いたことのある読者も多いのではないだろうか。
Steamを運営するValve社が2022年に世に送り出した、Steam専用のゲーム機である。
筆者もこのゲーム機に興味を持っていた一人であった。

しかし、実際に購入を検討したところ、三つほど問題点が浮上した。


[問題点1] 物理的に重すぎる

SteamDeckの重量は、公式発表を参照すると669gとされている。
さてグラム数だけではイマイチぴんと来ないが、Nintendo Switch389g。SteamDeckの方がおよそ1.7倍重い、という計算になる。
そもそもSwitchでも両手で持ってゲームするには若干抵抗のある重さなのだ。その1.7倍のものを持って遊ぶ、というのはあまり想像したくないものがある。

[問題点2] お値段が張る

SteamDeckのお値段は一番安いモデルでも59,800円である。実のところ、これはPS5と比較してもあまり差がない。
しかもこの一番安いモデルには64GBのSSDしか搭載されておらず、重いゲームなら一本でアウトであろう。
なんらかの方法でSSDかHDDを増設なりすれば解決するかもしれないが、それはそれでSteamDeckの利点を殺している気がする。
じゃあ128GBなら、となるが、128GBの場合79,800円となる。高ぇ………………。

そして筆者個人のゲーム環境に由来する話となるのだが、筆者個人はSteamDeckをTV兼用ディスプレイに繋ぎたいと考えていた。*1
この場合追加のDockを買わねばならないのだが、記事執筆時点での価格は89ドルとなっている。執筆時点での円換算では約12,000円となる。えっ追加分だけで1万円超えるの??

……というわけで、どう頑張っても約7万円の出費は避けられない。

[問題点3] (個人的事情)そもそも持ち歩く予定がない……ということは……

実は筆者は割とインドアなゲーマーで、出先にゲーム機を持っていく、ということ自体がほぼない。
とすると、おそらく筆者がSteamDeckを買ったとしてもSteamDeck本体の画面が飾りになる可能性が高い
ついでに言うならバッテリーすら無用の長物になる可能性がある。


さて。これまでの問題点を考慮した上で、そもそもSteamDeckとはなんぞや。ということを考えてみる。
Wikipediaの記事での定義は以下の通りだ。

Steam Deck(スチーム デック)は、Valve Corporationより販売されている携帯ゲーム機型ゲーミングPC

……とある通り、本質的にはSteamDeckはパソコンに近い。
起動すればSteamの画面が立ち上がるしそこから先はコントローラ操作になるとしても、根本的にはArchLinuxベースのOSを搭載したパソコンであると言える。

ここまで考えたところで、筆者の頭に一つの仮説が現れた。

「もしかしてSteamOS入れてコントローラ繋げばSteamDeckである必要ないんじゃね?」

正しそうだ。
実際この仮説が正しいなら、表面の画面や付属コントローラ、バッテリー分のコストが浮く可能性がある。

が、とはいえ、ここまでの仮説はすべて机上の空論に過ぎない。

仮にSteamDeck同等のPCを買う、となるとそれはそれで値段が張る。
DigitalDIYの試算によれば7万円程度とされている。
似たような構成を試しているブログなどはいくつかあったが、実際に筆者の生活環境に取り入れて期待通りの運用が可能かどうかは読んでもわからない。
実際に数万円を投入して、結局期待したものではありませんでした、となると心に深い傷を負ってしまう。それはさすがに避けたい。

ならば、と。筆者が思いついた案は……
一度格安PCで運用して評価してみるのはどうだろうか?

……というわけで、格安小型PCをゲーム機として運用する評価試験プロジェクトがひっそりと開始された。

3. 導入 〜環境構築〜

3.1 PC選定&購入

というわけで、適切な機械を探すために筆者は一路Amazonに向かった。
こういう文脈で行き先が本当にアマゾンなことってある???

さて。最近のPC事情を筆者はあまり知らなかったのだが、最近は1kg未満かつ3万円未満という超小型格安PCがそれなりの数出回っていて少し驚いた。PCってこんな小さくなるものなのか。
ちなみにバルク品のPC(1万円未満でOSの入っていない通常サイズのやつ)を使うのも考えたが、この案は最終的に却下となった。主な理由の一つは、省スペース性・省電力性・静音性の面で小型PCに優位がある点。もう一つは、環境構築に失敗した際に完全に置物になるのを避けたいためである。Windows11が最初から入っているならば再インストールメディアも確保できるし、最悪のケースは一応避けることができると判断した。

そして今回は2万円前後のPCを用いる方針とした。
更に出費とスペックを切り詰めるのも考えたが、あまりに切り詰めすぎてsteamすら動かなくては本末転倒である。
慎重に調査と検討を重ねた結果、下記のPCを採用することとなった。 www.amazon.co.jp

気になる購入価格だが、なんと約18,000円である。やっすい。*2
また、本PCに搭載されているCPUのN95は割と新しいものでありながら、何人かのブロガーにより「コスパがいい」という評価を受けていることを確認した。そしてAmazonには静音性が良いというレビューも寄せられている。本当であれば嬉しいところだ。


注文から1日。
注文したPCが我が家に到着した。そのお姿を皆様にもご覧いただこう。

一辺が大体15cmというところ、高さは10cmもなさそうだ。超小型PC、という呼び名に恥じない佇まいといえる。
重さは公称では800gとされているが、実際にそのくらいだと思う。カバンに入れて持ち歩く程度であれば支障はない。

というわけで、このPCこそが本文章の主役である。……とはいえ、これはPC(パソコン)ではない。ゲーム機である。

「小型パソコン?贅沢な名だね、今からお前の名はゲーム機だ、いいかいゲーム機だよ、わかったら返事をしなゲーム機!*3

3.2 OSの選定と導入

さて。
念の為Windows11の再インストールディスクを作った上で、Windows11を抹消して別のOSを投入することになる。

当初の目的からすれば本来ここはSteamOSを導入すべきなのだろうが、今回はUbuntu Desktop*4を採用した。
SteamOSを採用しなかった最も大きな理由は、2023/06/23現在、最新のSteamOS 3.0が公式には公開されていないという点である。
一応Steamの公式ページにそれらしきものはあるのだが記載を見る限りおそらくこれは少し古いSteamOS2.0思われ、すでにそちらは更新を凍結したらしいと聞いている。
また、SteamOS3.0ベースのHoroISOというプロジェクトもありこちらも試したが、こちらはインストールプロセスが完了まで進まなかった。*5
有志が提供しているChimeraOSも試してみて良好な起動は得られたとはいえ、こちらは情報が少なすぎて長期運用に支障がありそうだ。

ということで更に調べたところ、Ubuntu DesktopであればSteamが公式に対応していることが判明した。
UbuntuLinuxの中では広く使われている方であるため、困ったときの情報の入手性もいい。
よって、今回はUbuntu Desktopを採用することにした。

なお、Ubuntu DesktopのインストールはUSBメモリにデータ入れてパソコンをリセットすれば大体できる……と言ってしまえば簡単なのだが、場合によってはBIOSの設定が必要となり、ここで無責任に書いてしまうのは少し抵抗がある。
よって、もし本機のような運用をされたい場合は自力で調べられたし、とのみ記しておくことにする。


さて。Ubuntuを導入したが、今回は更に軽さにこだわりたい。
Ubuntuは通常GNOMEというデスクトップ環境を採用しているが、実はこれ、意外にメモリを食うとの声がちらほら聞かれる。外観や操作性向上の対価であるため仕方ないが、今回のOSに求められるものではない。
よって今回はXfceというより軽量なデスクトップ環境を導入することにした。

loumo.jp

上記の記事などを参考にしつつXfceを導入し、現在のデスクトップ環境はこのような感じになっている。

なんという殺風景さ。なんという機能美。これでいい。
今回採用するOSにとって一番大事な仕事はSteam様の邪魔をしない。これに尽きるのだ。

3.3 Steam導入

gihyo.jp

この辺の記事を参考にすると、UbuntuへのSteamインストール自体は簡単に完了する。
また、せっかくなので上記の記事を参考に「他のすべてのタイトルでSteam Playを有効化」にもチェックを入れておくことにする。これによって、公式にはWindowsのみに対応しているゲームであっても強引にUbuntu上で動かすことが可能となる。

さて何度も記載しているが、今回本機に求められる役割はゲーム機である。ということは、以下の要素を満たしていることが望ましい。

  • 電源オン直後にSteamが立ち上がる
  • コントローラーで操作できる
  • キーボードとマウスが無くても基本的な操作ができる

ここまでの記載で、すでにピンと来ている方もいるだろうか。
Steamには「Big Pictureモード」なるものが存在する。記事を見る限りこれを使えばよさそうだ。というわけで設定を開いてみよう。

えっ嘘でしょ全部終わった。

設定画面から上と下の項目にチェックを入れれば、OS起動時にBig PictureモードのSteamが起動する。やりたいこと3つのうち2つが終わってしまった。
とはいえ、せめてコントローラで電源を切るくらいはしたい……
と思いつつSteamを終了しようとしたところ。

えっ嘘でしょ本当に全部終わった。

見ての通り、Steamの操作で本機の電源を切ることが出来る。もう全部これでいい。しかも素晴らしいことに、ここまでコントローラだけで基本的には全て完結する。

というわけで、OSインストール後のSteam環境構築は本当にあっさり終了した。

ではこの環境で、本機をゲーム機として運用していくことにする。
Ubuntu+Steamはどのような動作をするのだろうか。そしてどの程度動くものなのだろうか?

4. 試遊 〜コイツ、動くの?〜

4.1 コントローラでの操作を検証

このBig Pictureモードは先程も少し書いたが、本当にコントローラだけで大体のことが完結する。
筆者は以前からLogicool F310(↓)を愛用しているのだが、ゲーム選択・ダウンロード・購入・レビューの閲覧まで本当にコントローラだけで全部行けることが判明した。
www.amazon.co.jp

しかも先述の通り電源ON直後にBig PictureモードのSteamが立ち上がるため、キーボードやマウスの出番はない。もうこれゲーム機じゃん。
なお、電源ONからSteamのゲームを選べるまでの時間はおよそ50秒程度。実際にはゲームを選んでから多少待たされることはあるものの、モノがパソコンであることを考えると十分な速度と言えそうに思う。

さて。
先程「キーボードやマウスの出番はない」と書いたものの、それはあくまで正常に動いている限りの話である、ということは述べておいた方がいいだろう。
動かしていると色々イレギュラーは発生するし、うっかりsteamが落ちたりということも稀に発生する。接続している入力デバイスがコントローラのみである場合、このようなときに途方に暮れる場合がある。
やはり、キーボードとマウスは常備しておいた方が良いと思う。常時接続までは必要ないかもしれない。*6

4.2 Steamゲームの動作を評価

まず最初に述べておきたい。本機をゲーム機として運用する、とは言ったが、そもそも本機のスペックはゲーム機として動かすことを想定されていない。 格安小型PCのレビューサイトもいくつか見たが、このようなマシンでゲームを出来るとは思わないほうが良いだろう、という意見がほとんどである。
よってここまで書いてきたものの本音を言ってしまうなら、スペックを必要としないゲームをいくつか動かしつつWindowsでなくUbuntuを採用することによる弊害を調べつつ最悪は自宅用Ubuntuサーバとして運用できればとりあえずOK、くらいの軽いノリではあったのだ。

……そのつもりだったのだが。

……と前置いた上で、私のライブラリにあったゲームをいくつかプレイしてみた結果を私の感想主軸で述べていくことにする。
なお、特筆しない限り、画面は1920x1080のフルスクリーンであるものとする。

<評価ゲーム1. Euro Truck Simulator 2>
ゲーム内容の参考動画↓
youtu.be

最初に評価対象としたのはこのゲームだ。発売は2012年と古いものの、画面上ではヨーロッパの美麗な風景と自らのトラックが常に動き続け、グラフィック周りに多少の負荷がかかることが想定される。
このゲームは本機でうまく動作してくれるのだろうか。

動作結果:○(「画質:中」にて良好動作)

……マジで?このゲームこんなPCでちゃんと動くの?……というくらい、何のストレスもなく動作した。
「画質:高」を選ぶと若干のカクツキが発生するが、「画質:中」まで下げれば一切問題なく運送業務をこなせる。
実際にはPCの発熱などのデータも取るべきなのだとは思うが取り方よくわからず……今回は割愛することに。

意外なくらいちゃんとゲーム機として振る舞えることがいきなり判明してしまった。マジか。

<評価ゲーム2. Iconoclasts>
ゲーム内容の参考動画↓
youtu.be

次にこのゲームを評価してみることにする。メトロイドヴァニアと呼ばれるタイプのゲームの中でも高い評価を得ている一作である。
もっとも、事前にETS2がストレス無く動作しているのだから本作が動かないはずもないと思われるが、果たして。

動作結果:◎(一切ストレス無く動作)

いや本当に一切のストレスがない。大変スムーズに動作する。このマシン2万円弱だよ?
冒頭から最初のボスを倒して30分ほど遊んでみたが、カクつきなどはほとんど見られなかった。
え、普通に遊べる……?

<評価ゲーム3. Tesla Force>
ゲーム内容の参考動画↓ youtu.be

最近やっていたからという理由で、このゲームも評価してみることにした。
ムービーを見てわかるとおり、大量の敵が出現したり大量の弾を撃ったりとなかなか忙しいゲームである。もちろん画面もなかなか忙しい。
さて、このゲームは遊べるだろうか。

動作結果:△(動作にややストレスあり)

明らかなカクツキが見られ、目がちょっとチカチカして大変。このクラスのゲームになると本機では若干厳しいか。
一応、画面描画周りの設定を下げられるだけ下げればなんとか動く。それでもなんとかようやく、といったところである。
やはり、ある程度画面の動きが激しいアクションの負荷に耐えられるような機械ではないようだ。

<評価ゲーム4. ことのはアムリラート>
(良い参考動画がなかったのでこちらでお茶を濁すことに……)
sukerasparo.com

お次はこれだ。なんでこれを選んだかと言えば最近プレイしていたからである。
とはいえ、ここまでドライブとかアクションとか動かしておいて、アドベンチャーゲームの本作が動かないわけがないじゃん?……と、読者諸氏は考えるであろうと思う。しかし、問題は別のところに発生した。一目瞭然の問題を見ていただこう。


残念ながら、本仕様でこのゲームが動くとは言えないことが判明した。
何らかのフォントを入れれば解決する可能性はあるが、少なくとも簡単には動かないのは間違いない。
このゲームを遊びたいのであれば、おとなしくWindows環境にSteamを投入するのが良いだろう。

<評価ゲーム5. Aaero>
ゲーム内容の参考動画↓
youtu.be

さらにこのゲームも検証してみよう。
3D空間を戦闘機で駆け抜ける、音ゲーとシューティングが混じったようなゲームである。
間違っても格安PCで動くなどと思うべきでないゲームだと思うが、果たして。

動作結果:○〜△(画面設定下げれば十分遊べる)

いやはや。動くのか。と思ってしまった。
個人的にはこのゲームは無理だろうと思っていた。確かに画質というかサイズ設定を下げる必要はあり、1024x800まで下げた画面をフルスクリーンに拡大すればストレスなく動くという程度のものではあり、快適に動作するとは言いにくい。とはいえこの価格帯のPCで遊べるとわかっただけでも収穫である。

<評価ゲーム6. GRID(2019)>
ゲーム内容の参考動画↓
youtu.be

最後に、たまたま持ってたレースゲームの動作評価を行って本評価を締めようと思う。
見ての通り、美麗なグラフィックが高速で動く本格的レーシングゲームだ。
こんなものを格安PCで動作させようとか我ながら頭がおかしいと思うが、さてどうなるだろうか。

動作結果:×(起動しない)

あったりめえである。
実際に動かしたところタイトルロゴの表示にすらカクツキを感じるレベルであった。そしてタイトルロゴ直後のローディングで数分待たされた後にソフトがエラー終了した。
なお、これは本機が悪いのではない。評価とはいえこんなものを格安PCで動作させようなどと考える筆者がおかしいのである。

<評価ゲーム その他>
他にもライブラリ内のゲームをいくつか試してみたので、これらも簡単に紹介する。
『Oxygen Not Included』『SteamWorld Dig 2』『Goat Simulator』『Cook, Serve, Delicious! 3!?』『ロゼと黄昏の古城』あたりは特に問題なく動作することを確認した。
サイドビューアクションローグライクの名作として数えられる『Noita』に関しても起動に若干(1分程度)の時間がかかる程度で、動作自体に問題はない。ダンジョンが燃えたり爆発したりする場面もそこそこなめらかに動く。
映像を見るアドベンチャーゲーム『IMMORTALITY』も試してみたが、ゲーム起動時のロードに数分程度待たされるくらいで、一度起動してしまえば特に問題なく遊べることが判明した。
動きの少ないRPGアドベンチャーゲームなどもおそらく問題なく動くと思われる。

ただし、ゲームによってはコントローラのみで動かすのが若干難しいものも少なくない。具体的には筆者の大好きな『Cultist Simulator』などが該当する。
Steam側のコントローラ設定を色々いじって動かすことは一応可能ではあるのだが、マウスとキーボードがあったほうが遊びやすいゲームもあるのは意識しておくべきである。このような理由からも、やはりマウスとキーボードはあったほうが良い。

というところで、あまり動きの激しくないインディーズゲームをプレイする用途であれば十分にこなせると言って良さそうである。
なお、モンスターハンターとかエルデンリングとかは筆者のライブラリに無いため試せていない。もっともGRIDと同じく、試すまでもなく不可能であろうと思われる(笑)。

5. 総評 〜じゃあ実際どうだったのか?〜

では、本機での評価プロジェクトの結論を述べていくことにする。

5.1 Ubuntu+SteamでのPCのゲーム機運用自体は十分アリ

少なくとも、ここは断言して良いと思う。
電源を入れて即座に起動し、コントローラでゲームを選んで遊ぶことに全く支障はない。 この挙動は完全にゲーム機のそれであるため、やはり「ゲーム機としての運用は可能である」と言い切って良さそうだ。
ただし『ことのはアムリラート』のように、OSの違いに由来する問題で満足に動作しないゲームがあると知れたのは収穫である。やりたいゲームがハズレ対象でも泣かない覚悟は必要と言えそうだ。
十分なスペックを備えたPCを導入するのであれば、Windows環境で似たようなことをやるのもアリなのかもしれない。*7

5.2 格安小型PCの性能と割り切れば十分遊べる

ここも意外な収穫だった。まさかETS2が普通に動くとか思わんやん……。
あまり派手なゲームを遊ばない方であれば、2万円台のPCをゲーム機として運用してもそこそこの満足は得られそうである。

安い環境でsteamの低価格インディーズゲームを大量に摂取する、とそのように割り切れるのであれば、本構成はコスパの良いゲーム体験を与えてくれるのではないだろうか。

5.3 「この構成はオススメできる?」

さて。
ここまで書いてきてしまった以上、筆者は以下の命題に真摯に向き合わねばならない、と思う。

問:「この構成はオススメ出来るものか?」

この問いに対し、筆者はこう答えざるを得ない。

答:「オススメできない。」

まず理由を語る前に先に述べておきたいのだが、筆者自身はこの環境に満足している。
コントローラーやUSBメモリなどを含めても2万円強程度の出費で構築した環境としては、コスパ的には十分だといえる。
また、Steam搭載機をテレビに繋いで遊ぶマシンにして運用しつつセーブデータをクラウド経由で個人用PCに渡せることもわかり*8、ゲームの運用の幅も広がったと思う。

オススメできない最大の理由は、環境構築自体の難易度にある。
記事の余談になってしまうので書かなかったが、実は環境構築の際に二点ほど問題が発生している。
一つは「有線ネットワークが繋がらない」という問題で、搭載されたネットワークアダプタLinux系の相性に起因するらしい。対応策も見つけられたので試してみたのだが、2日ほど調べても有線ネットワークの復旧には至らなかった。仕方がないのでWiFiでの運用を行っている。そもそもオンラインゲームをやらないならば無線ネットワークでも十分ではある。
もう一つは「HDMIから出してほしい音声出力がいくら設定してもヘッドホン端子出力に戻る」という問題で、これは設定ファイルを書き換えることでしか対処できないことが判明した。逆に言えば設定ファイルの書き換えで対処が可能な問題ではあったが……

さて発生した問題について書いてみたが筆者が言いたいのは、Windows環境よりもデバイス相性による問題が発生しやすく、かつ、対処には設定ファイルの書き換えなどと言った作業が求められる、ということである。
こういった作業に抵抗のない方でないと、パソコンのOSを入れ替えてゲーム機として運用するという作業はまだ若干難しいのではないかと愚考する。

またオススメできない理由の追加として、Windowsを選ばないことによる不利についても記載しておきたい。
どうしても世の中のパソコン界隈はWIndowsを中心に回っており、パソコンに期待されるソフトがLinuxでは動作しない、ということはザラにある。
ネットで得られる情報量にしても、やはりLinuxよりもWindowsのほうが容易に情報を得られるだろう。UbuntuLinuxの中では使われている部類であることを加味しても、である。
Steamを軸にしたゲーム機としての運用に限れば動作負荷などの兼ね合いでUbuntuに利があるとは思うが、とはいえ、Windowsでしか動作しないソフトは非常に多く存在するのも事実である。

6. おまけ:ゲーム機以外の運用について

さて、本機を純粋にゲーム機として扱ってはきたものの、steamを終了すればそこにあるのはUbuntu Desktopの画面であるため、もちろん普通にパソコンとしても使える。
というわけでおまけとして、ゲーム機として以外の運用についても触れておくことにする。

結論を最初に書くと、ブラウザでインターネットを見る程度であれば、本機のスペックでも全く問題はない。
レビューを見る限りメール送受信にも問題ないと記載があったが、おそらくそれも正しいだろうと思う。

UbuntuでもGoogle Chromeはインストールでき、クラウドに保存した個人設定を引っ張ってくればブラウジング環境の完成である。シンプル。
そしてこの程度のスペックでも、Youtubeニコニコ動画amazon prime videoで動画を見るだとか、Amazonでお買い物をするだとか、その程度の運用には全く支障はない。もっともそれだけならFire TV stickで十分とは思うが
ブログの作成も今まさに本機で試しているが、こちらも特に支障を感じることなくここまで書き進めることが出来た。

そしてせっかくUbuntuなのでということでSambaを入れてファイル共有用の簡易NASとしても使っているのだが、こちらも当然問題なく動作している。
そういったことを試してみるのも良いだろうと思う。

7. おわりに

というわけで長々書いてみたが、いかがだっただろうか。
格安PCをゲーム機として運用するという記事は軽く探した限り見つからなかったため、もしこの記事が誰かの目に留まり新たな体験の一助となるのであれば幸いである。

もしこの記事に書ききれていない点について聞きたい、あるいは似たような環境を作りたいが助けが欲しい、そういった方がもしいるのなら下記のTwitterまでご連絡頂きたい。可能な範囲で力になろうと思う。 twitter.com

以上をもって、この文章が誰かにとって有益なものであることを願いつつ本稿の筆を置くことにする。
また次の文書でお会いしよう。読者諸氏のゲーマーライフが良きものでありますように。

*1:本当に本当に余談なのだが、筆者宅では「テレビ用ディスプレイ」と「筆者個人のパソコン用ディスプレイ」は意味合いが違うのである。SteamDeckに関しては、「テレビ用ディスプレイ」に接続してゲーム機として運用する方針で想定していた。

*2:タイムセール割引で約20,000円。さらにクーポン割引で2,000円オフ

*3:主役と呼んでいる割に我ながら扱いが酷い

*4:無料で配布されているLinux系OSの一種。「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」を目標として開発されている

*5:購入した製品のビデオボードとの相性に起因するらしい

*6:まあマウスとキーボードなしの運用でも最悪電源長押しで落とせば良いんだけど

*7:それはそれで完全にゲーム機にするのはもったいない気もするが

*8:すべてのゲームが対応しているわけでもないので要注意

Cultist Simulator 会話未開放&スキル無振りにてクリア挑戦の記録

わあ、はてなブログの私のページまだ生きてた。ここ4年間くらいログインすらしてなかったんですが。

さて。というわけで。いきなりですが。

 

CultistSimulatorの会話未開放&スキル未取得での勝利達成しました!

 

当初予定4時間に対し約4時間半かかってしまいましたが案外なんとかなりました。

というわけで、この縛りプレイの困難なポイントや注意点、具体的な攻略の方法などを書き残しておこうと思います。

一応、既にゲームを1~2回以上クリアしたかたの閲覧を想定しています。性質上ゲーム攻略方法のネタバレを多分に含む(特に3章以降)ので、現在クリア目指してプレイ中の方の閲覧は推奨しません。また、未プレイの方が読んだところでちんぷんかんぷんな暗号にしかならないと思われますので、こちらの閲覧も推奨しませんw

 

 

1. 本チャレンジの定義

本プレイでは、以下の2種類の行動を禁止としました。

  • 「学習」トークンに「協力者候補の記録」を使用する(会話未開放縛り)
  • 「学習」トークンに「活力」「博学」「煌めき」を使用する(スキル未取得縛り)

 

2. 本チャレンジにより発生する具体的なゲーム上の障害

まず、会話未開放縛り(「学習」トークンに「協力者候補の記録」を使用しない)により、会話トークンがゲーム中に出現しません。これにより、以下のような影響が発生します。

  • 教団の設立が出来ない
  • 教団を設立しないため本拠地が入手出来ず、伝承の合成時に本拠地を使うことが出来ない
  • パトロンに会うことが出来ない
  • 傭兵・召喚獣に仕事を頼むことが出来ない(具体的には、グローバーグローバーのオールデン氏への対処、探偵の対処、仮の証拠・不利な証拠の対処、爆弾屋を用いたひび割れた錯乱の鏡などの修理、などが出来ない)
  • 傭兵の契約延長が出来ない
  • 召喚獣に話しかけることによる、召喚獣の保持が出来ない
  • 召喚獣に話しかけることによる、影響力などの保持が出来ない

影響力の保持制限は一見それほどゲームの難易度を上げないように見えますが、実は深刻な問題を引き起こします。詳細は後述。

 

さらに、スキル未取得縛りにより、序盤しばらくは体力1・理性1・情熱1のみの状態を余儀なくされます。牡鹿の扉のなぞなぞを解くことにより理性が一つ増えますが、これは本プレイにおける唯一の能力追加機会となります。

これにより、以下の影響が発生します。

  • 体力が1のみとなるため、「怪我」「空腹」「苦悩」などの処理が少しでも遅れると即死の危険がある
  • 体力が1のみとなるため、「探索」トークンに体力を用いた場合に病の季節とタイミングが重なると即死の危険がある
  • 序盤は理性1のみのため、仕事をしつつの「博学」の入手が若干困難
  • いずれの能力も上限が通常プレイと比較にならないほど低いため、呪いのある遠征先を極力避ける必要がある(最大でも成功率が90%までにしかならず、呪いが刺さると場合によっては即死)
  • 伝承の合成時にスキルを使用できない

本チャレンジにおけるプレイヤーは、これらの障害を乗り越えて昇天を目指さなければなりません。我ながらクレイジーな縛りを思いついたもんだと思います。

 

3. 具体的な攻略ポイント検討・生存

本制限下では、ただ生き延びるだけの難易度も通常より大きく上がります。

主な障害は資金難と恐怖です。

 

まず資金繰りについて考えます。

当然ながら体力が1しかないので、資金が尽きたらほぼ確定で即死です。カルトの道は険しいのだ。

さて。肉体労働はスキル未取得の場合怪我の危険が30%あるため論外ですし、情熱によって絵を描いてもスキル未取得では資金の自然減少に打ち勝てません。

つまり金策グローバーグローバーで働き続けるしかありませんパトロンも使えないので、降格→復職を繰り返しながら終盤までずっとグローバー勤務を続けることになります。

さて。会話トークンが無いためオールデン氏への実力行使が出来ません。しかしながら、グローバーグローバー中級職(オールデン氏残留時)の追加スロットに理性を投入することにより2%の確率でオールデン氏の引退イベントが発生する、というややマイナーな仕様があったりします。どちらにしても資金繰りがグローバーグローバー一択のため、序盤は引退イベントの発生を祈りつつ労働を続けることになります。

しかしながら、グローバーグローバーの上級職は常に理性1を必要とする上に、使用した理性は60秒の間消耗状態となります。つまり万全に回すには理性2が必要ですが、2つめの理性が手に入るのは牡鹿の扉のなぞなぞを解いた後となります。実プレイではオールデン氏の退職イベントが予想よりも早く発生したため、意図的に職場でのトラブルを発生させ中級職に降格するという手順になりました。

また牡鹿の扉のなぞなぞによって2つ目の理性を獲得したとしても、じゃあそれで常時上級職で回せるかというと案外そうもいきません。グローバーグローバー上級を回すだけで理性2を常時使用する必要がある(片方は使用中かつ片方は消耗状態が基本)ため、学習による博学の獲得や「夢」トークンによる牡鹿の扉でのカード入手が大きく制限されます。つまり、理性が2あっても場合によっては意図的にサボって中級に降格し、理性を用いること無くダラダラと中級職で仕事を続けるという手段を取ることもあります。

オールデン氏の退職イベント発生後、再度情熱を用いてグローバーグローバーに就職してグローバーグローバー中級職に就任すると、オールデン氏のチェックイベントが発生しない状態になります。ここで、最初の追加スロットと労働開始後の追加スロットの両方に理性を投入すると上級職に就任出来るのですが……実はここに、いずれのスロットにも理性を投入すること無く資金2を獲得できる、という隠れた特性があります。本チャレンジにおいては理性を使わずに資金繰りを出来る特性はかなり重要です。

 

次に恐怖対策です。

いずれにしても恐怖対策は必須です落ち着きのなさは定期的に湧く上、マンサスで恐怖・落ち着きのなさ・影響力(冬)・影響力(蛾)を入手したり、たまに発生する「暗くて遠く不快なこと」によって追加で入ることもあるため、自然に入手出来る満足感では対応しきれません。

ですが、よく使われる手段である「夢」への資金投入によるアヘンのチンキ剤は本チャレンジではそこそこリスキーです。というのも、体力が1しかないため病の季節とタイミングが被ると即死しかねないためです。

エクディシスクラブを優先して使うのが最善なのかなあ……と思っています。魅了を入手した場合に手持ちの恐怖と早めに相殺したほうが良さそうな気がします。

召喚獣に街を探索させて月明かりに照らされた奇妙な町並みを入手し、あとはひたすら連打、としたほうがお財布に優しいような気もしなくもないのですが……

ただこれ、今にして思うともう少し湧きを抑えられる方法が一つあったかもしれません。今度試してみようかな……

 

4. 具体的な攻略手順検討・勝利

昇天での勝利を目指すわけですが、使用する欲望は力(鍛造)ほぼ一択です。

欲望の段階3段階目(昇天)以降は欲望の種類によって必要となるものが変わってきます。

まず、悟りの場合は不運な囚人が必要となります…………が、不運な囚人を入手できるきっかけはほぼ会話トークンに依存(信奉者を閉じ込める・刃/聖杯の信者に教団業務を行わせる・探偵を捕獲する)し、本チャレンジにおいてはそもそも入手経路が存在しません(もし入手経路が他にあったら教えて下さい)。

感性の場合も似たようなもので、不運な囚人あるいは人間の死体のどちらかが必要です。一応こちらは雇った傭兵を無謀な任務に出発させ病の季節に死亡するのを待つ、という手が一応あるかな……という気はしています。ただ、どう考えても死体の入手速度がエキゾチックな欲望トークンの発生頻度に間に合わないため、事実上不可能だと思います。多分。

一方、の場合は資金1を必要とするだけで済むため現実的に勝利を目指すことが出来ます。

 

さて。勝利の前段階では鍛造の数値合計36を達成して儀式を行う必要があります。

仮に3要素の儀式を用いた場合、数値の想定される組み合わせは以下のどちらかです。

  • 15or14+12+10
  • 12+12+12

さて。通常の教団設立禁止チャレンジでの簡単な勝利パターンの1つとして、牡鹿の扉から入手できる震えるような暑さ(影響力・鍛造6)を4回入手して烈火(影響力・鍛造15)を入手し、坩堝の王(召喚獣・鍛造12)・亀裂の公式(伝承・鍛造10)と共に儀式を行う……というのがあるのですが、本チャレンジでは会話トークン使えず、影響力を2つ以上保持することが出来ません。つまり、震えるような暑さから烈火を作れない、という制限が発生します

 

今回の場合においても、坩堝の王(12)は使うことになると思っていいでしょう。問題は残りの2枠をどうするかです。

まず、先述の通り烈火(影響力・鍛造15)の入手は現実的とは言えません。

次に、鍛造12の素材である赤変のエッセンス蜘蛛の扉から入手が可能です。…………が、そもそも先述の通り不運な囚人を入手出来ないため、蜘蛛の扉を開ける手段がありません。一応ミア正午の港で赤変のエッセンスを入手出来る可能性はあるのですが、そもそも今回蜘蛛の扉・孔雀の扉をいずれも開けられない状態でならず者の地図(伝承・秘史12)やら正午の港の逸話(伝承・秘史14)やらを多数入手するのは非現実的というか、あまりにかったるすぎてやりたくありませんw この辺は呪いも標準装備のため、そもそも探索自体が危険という都合もあります。

次に、鍛造12の道具である死体の火花ですが、これはゲリク要塞にて入手が可能です。さて、これは正午の港の逸話(伝承・秘史14)を探索に使うと1/4の確率で出現します。こちらに行く場合フチーノ語を読めさえすれば炉の歌(伝承・鍛造12)も同時に入手できるため、坩堝の王以外のパーツが探索1回で即座に手に入るという強みはあります。とはいえ、秘史の合成自体は博学・煌めき・魅了が揃っていれば可能ではあるものの、本チャレンジの場合正午の港の逸話1個のために禁断の叙事詩(伝承・秘史8)が8つ必要です。言い換えると、牡鹿の扉を約24回くぐる必要がある、ということになります。当然正午の港の逸話からハズレを引くケースもあるため、最悪の場合牡鹿の扉を96回通る……と、ちょっと気の遠くなる作業が発生します。そのため、本プランは今回のプレイでは採用しませんでした。あまりに絵面が退屈だし。

よって考えうるのは以下の組み合わせしかありません。

 創造の神秘(伝承・鍛造14)+

 坩堝の王(召喚獣・鍛造12)+

 高まる熱(影響力・鍛造10)

 

さて、では創造の神秘の入手について考えます。

まず直接入手を考える場合ですが、この場合は星屑の神殿(ならず者の地図にて出現)を探索することになります。……が、この場所が大問題。ならず者の地図の入手自体も本チャレンジにおいてはかなり困難とはいえ、一応禁断の叙事詩が4つあれば作れはすします……が、障害がまるで嫌がらせのような組み合わせをしており、攻略自体が相当困難です。(坩堝の王+テレサ+鏡の少女でチーム組むのが現実的……?)

その上第五の目の呪いも備えており、準備なしであれば100%、準備してあったとしても10%の確率で情熱が1個減ります。……一応情熱なら0でもクリアできそうな気はするんですけどね。

また、こちらの場合ヴャック語が必要になるため、追加で雪の守り人(秘史10にて出現)も探索しなければなりません。こちらも探索が若干困難な上に呪いも完備……というわけで、星屑の神殿での直接入手は手数的にも厳しそうです。そもそもこっちのルートは検討してなかったのは秘密です。

次に炉の歌(伝承・鍛造12)を2つ入手して合成する、という方法を考えたくなるのですが……こちらは先述のゲリク要塞にしかありません。しかも1個だけでは足りないというか、そもそもゲリク要塞攻略できてるなら死体の火花あるから終わってるよねという話もあります。

というわけで更に一段下げて、亀裂の公式(伝承・鍛造10)を4つ入手して合成する、というプランになりました。

 

まず1個目。欲望・力のSpeedRunでも使われていた手順なのですが、モーランドの店オリフラムのオークションハウスで入手出来る伝承をゴリゴリ合成すると、ギリギリで鍛造10に届きます

2個目、クスネツォフの寄贈建物(秘史8にて出現)にて1つ入手が可能です。こちらはフリュギア語を学ぶ必要がありますが、フリュギア語自体は第二の渇き、エジーをなんとかして召喚すれば教えてもらうことが出来ます(要ギリシャ語)。

3個目はハンターの穴(秘史10にて出現)にて入手が可能です。こちらはディープマンダ語が必要になりますが、なんとディープマンダ語の教本(八月の石)が同時に取れるため問題になりません。実プレイでは既に坩堝の王が居たから直接教わったのは秘密だ。

……とはいえ1個足りません。ですが、クスネツォフの寄贈建物でカリデートの召喚文(伝承・鍛造8)も同時に入手出来るため、カリデートの召喚文がもう1つあれば足りる計算になります。

こちらはヘベ・スタントン号(秘史使用時に低~中確率で出現)で入手が可能です。サンスクリット語だけで入手が可能な上、障害の組み合わせもあまり意地悪では無いのでそこそこ入手は容易です。

まとめると、

  • 店での入手で1つ
  • クスネツォフの建造建物で1つ
  • ハンターの穴で1つ
  • ヘベ・スタントン号とクスネツォフの建造建物から入手したカリデートの召喚文を合成して1つ

以上4つの亀裂の公式を合成することにより鍛造の神秘を入手出来ます。これさえ入手できればほとんど勝ったようなものです。

 

5. 具体的な攻略の流れ

では、これまでの検討を踏まえ、実攻略を思い出しつつ流れを書き起こしていきます。

 

序盤はまず金策をしつつ、モーランドの店オリフラムのオークションハウスの両方を枯らせることが目標になります。

とにかく金策の線が細いため、ある程度の資金を保ちつつたまに店行って本買って……というクソ地味な絵面が続きます。

先にも書きましたが、実プレイでは割とあっさりオールデン引退のイベントが発生してしまったらしく、途中からは理性を使わずに延々とグローバーグローバー勤務を続けていた覚えがあります。

店を枯らせることで先述の亀裂の公式を作るために必要な伝承を、別途伝承の合成を行って牡鹿の扉のなぞなぞも開けます。これで2つめの理性が入手出来るため、資金調達がちょっとだけやりやすくなります。

 

店が枯れたら多少資金を貯めて遠征に入ります。攻略した遠征先は記憶にある限りでは以下のとおりです。

忘れ去られたミトラ神殿(秘史2):エラガバルスの足かせ(道具・冬8)が本チャレンジにおいてとても重要な意味を持ちます。なんたって信奉者がいないので道具ベースの召喚を行うケースが非常に多いです。冬8があるということは、適切な影響力と伝承があれば鏡の少女煙霧声なき死者を簡単に呼べるということに繋がります。ここの攻略は傭兵の占い師が1人いればOKです。

ストラスコイン邸(秘史2):フチーノ語を学べます。また落ちている本にも優秀な物が多く、この時点で灯り6・蛾6の伝承が手に入るのは破格と言えます。ここの攻略は傭兵のうちプロの力男、経験豊かな詐欺師のどちらかがいれば70%の確率で勝って帰ってきます。声なき死者でも同様です。

ケグリンの傷(秘史4):ビエッデの刃(道具・刃8)欲しさに行きました。思ったより探索にリソースを回せなかったので、暗示を召喚しようとするとこの辺ほしいんですよね。ただ今にして思うと、ロックウッド沼地行ったほうが良かった気がします。アグネスの偶像(道具・鍵4)あるし。煙霧1体いれば49%、2体いれば81%以上の確率で攻略出来るし。

ヘベ・スタントン号(秘史X):先述の通り、カリデートの召喚文を取りに行きました。ここは坩堝の王がいると楽なんですが、煙霧が召喚できていれば夕焼けの儀式により煙霧+6以上の鍵の伝承+落ち着きのなさで召喚が可能です。

フェルミエール修道院(秘史6):最高の真の聖地の真の言語に関する正真正銘の風変わりな情報(アラム語の教本)を取りに行きました。落ちてる本はオマケ。声なき死者なり煙霧なりがいれば楽勝です。なお実プレイでここ行こうとして行く先間違えて盛大なガバをやらかしたのは秘密です。

クスネツォフの寄贈建物(秘史8):先述の通り、亀裂の公式カリデートの召喚文を取りに行きました。攻略は暗示2体で余裕です。ちなみにここで第二の渇き、エジーの召喚にかなり手間取ったせいでだいぶプレイがグダったんですが、ロックウッド沼地に気づいていれば多分もうちょっと楽に行けたと思います。

ハンターの穴(秘史10):こちらも亀裂の公式を取りに。よくよく考えるとここは鏡の少女1体だけでも72%以上の確率で攻略成功する上、スカプトドンの牙(オークションで20以上で売れる)が3本も手に入るのでこちらを先に回すべきだったかもしれません。

 

あとは地道に伝承を合成して勝ちました。ただし、伝承の合成に魅了を要求されるケースがかなり多く、この入手先を検討していなかったのは落ち度でした。牡鹿の扉下側で取るのが良いのかな……禁断の叙事詩も取れるし……この場合理性を浮かせる必要があるのでグローバー中級回しで資金維持という流れになりそうです。

 

6. 終わりに

というわけで我ながら頭のおかしい縛りプレイを思いついたもんだと思いますが、無事完走できてよかったです。

記事に起こす段階で色々気づいたことも多かったので、もしかしたら再走もやるかもしれません。

今度はゲリク要塞ルート試してみようかな?その場合ミトラ神殿でエラガバルス取って煙霧呼べるようにして、呼んだ煙霧でストラスコイン邸攻略してフチーノ語覚えて、落ち着きのなさ使って坩堝の王呼んでゲリク要塞にシュートすれば良いんだよな……牡鹿の扉開ける回数がとんでもないことになりそうだけど……

 

なお、もし未プレイの方で、本記事から興味を持たれた方がいらっしゃいましたらこちらへどうぞ。良きカルトライフが楽しめますよ!やったら語りましょう!

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効率厨のためのGジェネGenesis・全裸道場編

今更こんな記事に何の意味があるんだろうと思いつつ、色々備忘録も兼ねて。
このやり方をやっている人は私以外に見当たらなかったのもあります。
最終ステージを攻略して黒歴史∀も入手し、DLCミッションも完遂してアームド・ベースを入手した方向けです。黒歴史∀を使わずにガンダム試作2号機でも似たようなことはできるので、そっちの手を模索している方には参考になるかも。
攻略用というよりは、これまで使っていなかったキャラを効率よく強化したい人向けです。

事前準備
以下の準備が必要です。

  1. ハイパー・バーニア(必須)
  2. 宇宙Aの戦艦(宇宙適応力で一応代用可)
  3. 指揮900以上のキャラ2人
  4. ∀ガンダム黒歴史
  5. アームド・ベース

上記のうち、2については同手順をEXTRA以下で周回することにより30分程度で入手可能です。(出力リミッター解除ユニットIII要)

また、以下のものもあったほうが良いです。

  • ジオン十字勲章(AP獲得効率が大幅に変わる)
  • フルブースト持ちのパイロット×2

部隊編成
グループ1
戦艦:「アンチ・ジオン」「宇宙適応力」があれば攻撃力440程度で大丈夫なようです。ハイパーバーニアは必須。ジオン十字勲章もほぼ必須。

艦長:指揮900は必須です(統率力があれば700で可)。なお、オススメはズバリミコット・バーチです。宇宙適応力、アンチ・ジオンのスキルをMAXまで挙げておくと、戦艦のステータスを上げることなく火力を稼げます。(完全無欠などで攻撃力が上がってしまうと経験値効率が下がります)

ゲスト:可能な限り魅力の高いキャラを置きましょう。魅力の成長率が高く、「アンコール」要員も兼ねるオードリー・バーンユーコ・オルテンシアがオススメです。

副長〜整備:レベルを上げたいキャラ、APを稼がせたいキャラを置きましょう。なお、キャラが十分育ちきるま前にAPをパイロットステータスに振ってしまうと、入手経験値が下がるので要注意です。

マスターユニット:∀ガンダム黒歴史に、OP「アームド・ベース」を積みます。

マスターキャラ:ジェリド・メサが使われることが多いようです。アンチ・ジオン(LvMAX)と完全無欠(LvMAX)が必要です。スキル「アタックバースト」も無駄になりません。指揮値もある程度(500くらいあれば十分)欲しいところです。

チーム1/2のユニット:8ユニット出撃できる状態にしておきます。ユニットは適当でいいですが、移動力・宇宙適正が低すぎるものは控えましょう。以下のスキルは必須。

  • アタックバースト(アナベル・ガトー、コード・フェニックスあたりが最初から所持。もちろんジェリド・メサでもよい)
  • ダメージコントロール(イワン・イワノフが初期から所持。イワンのレベルを上げたくない場合はコズン・グラハムやサキ・グラハムあたりが入手しやすいか)

また、手順管理が若干シビアにはなりますが、フルブースト・ロックオンあたりをこちらに入れるのもアリといえばアリです。
ある程度自由に組める余裕があるのであれば、レベルは高めのキャラ・ユニットで固めたほうが良いかもしれません。ステージクリア時のレベルアップ演出を短縮するためです。

グループ2
艦長:指揮500程度あれば大丈夫です。
他クルー:以下のスキルを詰め込みます。なお、戦艦1のクルーがロックオンを持っていない場合などは、戦艦1のクルーとこちらでロックオン・フルブーストが2人ずつになるように調整要です。どうしようもない場合はフルブーストを削りましょう。

  • アンコール(1人)(アプロディア、アルフレッド・イズルハなど)
  • ロックオン(1人)(ネリィ・オルソン、ラ・ミラ・ルナあたり)
  • フルブースト(2人)(ハロ、マチルダ・アジャンあたり)
  • ハイテンション(1人)(ゼロ・ムラサメ、ヴェルナー・ホルバインあたり)
  • ストライクアシスト(1人)(アイロス・バーデあたりが入手しやすいか)


チーム1/2:使いません。

手順
(1) ガンダムUC第一話『ユニコーンの日』、HELLでスタート。
(2) 戦艦1・2を普通に出撃。
(3) 戦艦2から戦艦1に「ロックオン」「ストライクアシスト」「フルブースト」「ハイテンション」を使用。
ハイテンションを使う理由は、火力の向上と入手APの水増しです。(クリティカルが出ると入手APが増える仕様)

(4)戦艦1の搭載機を∀以外全員出撃。リディのウェイブライダーの斜めラインを越えないように!(画像参照)

(5)戦艦1を左側に全速前進、この時移動可能マスの下の方を選びます。(下を選ばないと最後で距離が足りなくなる)

(6)シナンジュに対して「グループ攻撃」。これで一撃で撃破できるはず。

(7)戦艦2から戦艦1に「アンコール」「フルブースト」。

(8)戦艦1が自分に「ロックオン」。

(9)マスターユニットを、中央のシークレットユニットから数えて右に4マス、上に1マスのところに移動します。

(10)戦艦1からマスターユニットに「アンコール」。

(11)マスターユニットが「アタックバースト」「ダメージコントロール」を掛けた上で月光蝶(MAP)で攻撃。

(12)戦艦1が左側に直進、グループ攻撃で敵全体に攻撃。ステージクリア。

これでだいたい4〜5分で攻略完了するかと思います。

ビフォーアフターはこんな感じに。
Before

After

戦艦クルーが大体5分でレベル25前後(スキルが埋まるくらい)、AP約25000×6人を稼げます。
恐らくAP稼ぎ効率で言えばこの方法が最高効率のはずなので、是非お試しあれ。

弱卒どもの蜂起 part4

さあダナン王宮だ。
と、その前にMANAが大量にあるので悪魔合体を適当に済ませておきます。
現在ツカサのLvが16なので、Lv20までの悪魔は作れるだけ作っておきます。
 
夜魔リリムの氷結無効、妖鬼オニの三分の活泉あたりがおいしいところ。
……なんですが、ちょうどこの辺を作ったところでMANAが尽きました。
仕方ないのでこのままダナン王宮に突き進みます。
 
ハッキリ言って雑魚戦程度であれば、もはやレベル16オーク&レベル16ウィルオウィスプの敵ではありません。
物理強化&ベノンザッパーの前にほぼ全ての雑魚敵が1ターンで沈みます。オーク強いなあ。
ハルカにメディアと勝利のチャクラを持たせているのも相まって、全く消耗無しで進めます。
アンインストーラーも物理耐性の上からぶん殴って余裕でした。
 
こんなに順調でいいんだろうか、とか思いつつ中ボス戦×2まで行きましたがいずれも問題なく突破。
カンヘルとか3ターンキルですよ。楽勝すぎですよ。
 
……ですが、はい、ここの真打はそのあとの「にくむもの」ですね……

幻影舞踏で攻撃が当たりにくく先制封殺でS的中の秘法を封じてきた上で、火炎強化&炎の乱舞(orアギダイン)でゴリ押してくる難敵です。
何気に持ってる満月眼も結構厄介。
物理耐性こそありませんが、猛反撃があるのでできれば物理攻撃以外で戦いたい相手です。
……というわけでパーティろくに変えずに挑んでみたんですが、やっぱり全く歯が立ちません。
ここは専用の悪魔を用意すべきところでしょう。
 
要件としてはこんなところか。
・炎の乱舞がかなり痛いので、火炎耐性ほぼ必須。
・満月眼で回復されるのもキツいので、できれば魔力耐性も。
・全体攻撃があるので、物理耐性もあれば。幻影舞踏でもいいかも。
・十分な火力が必要となるため、氷の乱舞&氷結強化が欲しい。
・耐久が高く持久戦となるため、勝利のチャクラで継戦能力を、三分の活泉で耐久力を強化したい。
さて、現時点でツカサのレベルが21でした。
頑張ってレベル24まで上げれば鬼女ラミアなどから火炎無効を継承できてぐっと楽になるのですが、出来ればそういうレベリングは避けたいところ。
というわけで、ここは現時点で頑張れるもので頑張ってみようと思います。
なお、ポルターガイスト&オークの稼ぎ用ツートップは今のところまだ崩したくないので、ほかの悪魔を転用することに。
 
条件に該当しそうなところというと、鬼女ザシキワラシ妖鳥コカクチョウあたりが使えそうです。というわけで早速組んでみることに。
夜魔リリム×妖獣カーバンクル→造魔レプティリアン(耐物理・氷結強化・勝利のチャクラ・氷の乱舞所持)
地霊カワンチャ×造魔レプティリアン→魔獣バケネコ(耐物理・氷結強化・勝利のチャクラ・氷の乱舞所持&耐魔力を覚醒で入手)
魔獣バケネコ×地霊ノッカー(デフォルト)→妖魔メリクリウス(耐氷結・耐魔力・氷結強化・氷の乱舞・勝利のチャクラ所持)
妖鬼オニ×幻魔デュラハン→鬼神スクナヒコナ(三分の活泉・耐火炎・幻影舞踏所持)
鬼神スクナヒコナ×妖鳥コカクチョウ(デフォルト)→霊鳥ベンヌ(三分の活泉・耐火炎・幻影舞踏所持)
霊鳥ベンヌ×妖鳥コカクチョウ(デフォルト)→天使ニケー(三分の活泉・耐火炎・幻影舞踏所持)
妖魔メリクリウス×天使ニケー→妖鳥コカクチョウ

霊鳥ベンヌ×妖鬼スケルトン→幻魔デュラハン(三分の活泉・耐火炎・幻影舞踏所持)
幻魔デュラハン×夜魔インプ(デフォルト)→妖鬼スケルト(三分の活泉・耐火炎・幻影舞踏所持)
妖魔メリクリウス×夜魔インプ(デフォルト)→地霊コボルト(耐氷結・耐魔力・氷結強化・氷の乱舞・勝利のチャクラ所持)
地霊コボルト×夜魔キャク→妖精ドモヴォーイ(耐氷結・耐魔力・氷結強化・氷の乱舞・勝利のチャクラ所持)
妖鬼スケルトン×妖精ドモヴォーイ→鬼女ザシキワラシ

 
ベネ(よし)。
とりあえずこの辺をあるていどレベル上げれば何とかなりそうです。というわけでちょっとレベル上げて突っ込むことに。
というわけでレベル16まで上げてみたのですが……ステータス上昇がやたらとAGIとLUKに寄ります。大丈夫だろうかこいつら。
戦略としては横の2人がひたすら氷の乱舞、リーダーのツカサがメディアでそれをひたすらサポートする感じで………行ってみましたが……負けはしないのですが、全くダメージが蓄積せず、いったんリタイア。
 
ここで作戦を変えて、リーダーをアオイに変えてリーダーも暇さえあれば氷の乱舞、という作戦にしてみました。
出来ればリーダーには火炎無効まで持たせたかったところですがAPが足りないので耐火炎で妥協。
暇さえあれば3人で氷の乱舞を打ちつつ、たまにアオイがメディアで回復、というシナリオです。
 
戦闘は苛烈を極めました。
勝利のチャクラによるMP回復が9しかないうえ、たまに満月眼でごっそり持っていかれるのがキツすぎます。
しかし氷結でたまにフリーズの特殊効果が発動するため、そういう時には普通に殴ってみたりとMPを節約。
残り400まで削り、勝てるかと思った矢先……アギダインの当たり所が悪くアオイが即死します。
 
もうだめかと思いつつ、ハルカ&オーク&ウィルオウィスプの物理攻撃班に移ります。ウィルオウィスプとか火炎弱点持ちなのでおそらく無理かと思ったのですが……意外にもベノンザッパーで100ダメージくらいは出ます。
落ちてはリカームで復帰させ、削られてはメディアで回復し、オークのベノンザッパーとウィルオウィスプの捨身の一撃を連打しつつ……
 

 
序盤の山場突破。やったぜ。

弱卒どもの蜂起 part3

さて、ちょっとバブドの塔上ってみたんだけどやっぱり火力がパッとしないので色々と悪魔合体
めぼしいスキルとしては物理強化(神獣グリンブルスティ)とか一分の帝旺(異霊イス)とか。
ここから色々やってそれなりに邪鬼オークがそれなりに有用な感じに仕上がったので使ってみることに。
 


火力と耐久はそれなりにあるはず。ディアがあるからMPの使い道も一応あるし。
ついでに色々やってたらちょっと変なものができたので公開してみる。
 

 
あれ……物理と魔力に耐性あって全体攻撃と単体攻撃がそれなりに強くて自己修復持ち……
これちょっと育てたらそれなりになるのでは。脳筋相手だったらそこそこ使えそう……
 
……というわけで、まずは仄暗き暗闇のウイユでちょっと鍛えてマガツウサギ戦(2回目)へ。
戦略としては適当にベノンザッパー。たまにメディア。……うん、脳死プレイだね(爽)……なのになぜか勝ててしまう罠。
そのままダムヌの塔駆け上がってみますが、雑魚戦ならほぼ1ターンで沈みます。物理強化ベノンザッパーつよい……
何気にオークもウィルオウィスプもSTRとVITが上がりやすい?のも強み。スタートスキルに的中の秘法積んでおくとド安定で、オークとウィルオウィスプを連れていると思えないほど快適に突き進めます。ピクシー&アラーニェ戦も割と危なげなく突破できました。強いぞ雑魚ども。
 
そのまま進行してアーウィル戦へ。
通常だとS軽業の秘法が結構うざったいのですが、ハルカにS的中の秘法を覚えさせておいたのでこれを使います。
先ほどのオークとウィルオウィスプを侍らせて2人でひたすらベノンザッパー。ハルカは常時メディアです。
結果、全く危なげなく勝ててしまいました。強いぞ雑魚ども……!

さて、次は序盤の山場、ダナン王宮。ボスが結構キツいので勝負どころの予感です。

弱卒どもの蜂起 part2

さて、この辺から色々作っていって色々継承させていきたいところ。
狙い目としては、メディア&一分の魔脈&耐火炎(天使ニケー)、ベノンザッパー&反撃(邪龍コカトリス)、エクストラワン(霊鳥ベンヌ)あたり。

まずは妖精ピクシー×外道ウィルオウィスプで天使ニケーを合体。即座に召喚して耐火炎とメディアを解禁します。
出来たニケーを外道ウィルオウィスプと掛け合わせて堕天使ハルファスのデータを上書き。
さらに堕天使ハルファスと妖鬼スケルトンを合体して、一分の魔脈・一分の活泉・メディアをすべて備えた夜魔インプを作っておきます。
今度は先ほど作った天使ニケーと邪鬼オークを合体して邪龍コカトリス、さらに天使ニケーと合体して凶鳥イツマデ、外道ウィルオウィスプと合体して霊鳥ベンヌ、とつなげていきます。
この時点でベンヌ、メディア・耐火炎・エクストラワン・ベノンザッパーなど、序盤の有力スキルを多数所持するなかなかの素材に。天使ニケーと掛け合わせると妖鳥コカクチョウが作れる……のですが、一分の活泉を継承できません。せっかく殴る要員なので継承させたい………のですがここでMANAが尽きる。
仕方ないのでいったんこのコカクチョウを召喚してみることに。

 
……うーん。それなりには有用そうだが果たして。
まあMANAも尽きているのでここでいったんミッションを進めることに。
というわけで仄暗き暗闇のウイユに突入してみましたが、まあコカクチョウが強い強い。ベノンザッパー&エクストラワンがこの時点では非常に頼もしいです。低消費の全体攻撃はやっぱりえぐい。

とはいえグノーモンが必要なのでいったん戻って、コカクチョウの英霊の加護を解禁。
……そして気づく。コカクチョウとスケルトン合わせて魔獣イヌガミが作れるんじゃないですか。やだ私ったら。

 
というわけで魔獣イヌガミも作ってみた。
ベノンザッパー・英霊の加護・一分の活泉・エクストラワンがあるので殴って突き進めるうちは十二分に役に立ちそうです。
グノーモンも買いなおしてもう一度突撃。
ハッキリ言って相当快適です。エクストラワン×2のおかげで1ターンに4発ベノンザッパー打ってると簡単に敵陣が壊滅します。強い。
割と難なくボス前まで行けるので、いったんここで態勢立て直し。
一応素材は全部作っておこうということで、作れる悪魔は作って……おきたかったのですが、MANAが全然たりません。チッ。

仕方がないので半ばヤケで進軍してみます。
中ボスのグレムリン・スライム・イナバシロウサギなどは普通に殴り倒しました。
ボスの5パーティにもそのまま突っ込んでみたところ、普通に4パーティ目までベノンザッパーで全部沈む。ひどい。
流石に最後のショウジョウ&モムノフまでは押し切れませんでしたがほとんど1パーティ目だけで壊滅しました。これはひどい。ベノンザッパーひどい。
 
その後イベントを進めてアオイ隊長を仲間にし、しばらく悪魔合体
地霊カワンチャを経由して妖精キジムナーを作ります。これで勝利の息吹ゲット。
色々試してみたところ、妖精ピクシーに色々継承できることが判明したので作ってみることに。
 

 
まさかの武闘派ピクシー。レベル上げれば多少役に立つかなあ?
……というわけでレベル上げにダムドの塔行ってはみましたが、さすがにそろそろ辛いですね。この辺からが本番か、というところでいったん筆をおきます。

弱卒どもの蜂起 Part1

というわけでまずはダナン森林保護区へ。
まあ今回の縛りプレイの制約は最初のダンジョンではほぼ意味がないのでさくっと抜けます。
……と言いつつ結構かったるいんですよねえ最初。万能魔法も全体攻撃もないのでちょっと面倒です。
最初のうちは別に画像を用意する必要性も全くないと思うのでさぼりますw
 
とりあえず適当に進めて妖鬼スケルトを合体。早い段階で一分の活泉を取れるのでかなり重要です。とはいえレベル6なので戦闘参加は禁止です。
ここから主要メンツに一分の活泉をばらまきたい。
 
そしたらハルファス&ハルカの持ってるザンを信じてマガツウサギ戦へ。
若干苦戦しましたがこちらも問題なく一発抜け。

この辺で色々合体を試す。
先ほど作った妖鬼スケルトンと妖精ピクシーを合体することにより鬼女ザシキワラシが誕生。
一分の活泉を継承できたので打たれ強く、電撃強化&ジオもあるのでそれなりに序盤の火力源としてはいけます。
ゴールドラッシュも無駄ではないしディアも使えるし。
あとついでに妖精ピクシー×外道ウィルオウィスプで地霊ノッカー(電撃強化&ジオ継承)も作っておきます。
まあ頭数です頭数。

というわけで最初のボス、ソウルスレイヤー&ソウルドッグ戦。
ソウルスレイヤーにはジオが、ソウルドッグにはザンがよく効きます。どちらのスキルも現状揃ってるので割と安定して戦えますね。
途中妖精ピクシーが沈みましたが、特に危なげなく撃破できました。まあここまでは縛りプレイなんてないようなもんですし当然ですね。