エステロミア傭兵団ティティスの鉄獄紀行 Part9
ティティスの鉄獄紀行本編開始前に謝罪だ。今回、中の人の都合が色々重なり、2日も間が開いてしまった。中の人共々詫びさせて頂く。……すまなかった。
そしてお知らせ。今回もゆきなり団長が4コマを書いてくれたよ。
ここを見ている者達は、皆既にチェック済のではないかという気もするがな……なお、今回はPart8由来だ。
ジョシュアにぎゅー♪
ちょっと!またラフニールが誤解するじゃないか!
やはり新たな力を得るための儀式なのであろう?違うと言っても信じぬぞ。さて、では本編スタートだ。
前回ハーゲンから奪いとった槍が優秀だったから、とりあえず二刀流練習してはみたけど……
それなりに練習したにしても、やはり当たらんな。サイクロプスやバシリスクと言った連中にはロクにダメージすら通らん。
もうちょっと練習してみたら当たるようになるのかなあ……
10:12 地上: メイス (2d4) (+2,+5)を売却した。
10:14 器用さ維持の指輪を売却した。
10:25 帰還を使って鉄獄の32階へ下りた。
あんまり必要そうなものも売ってなかったし、荷物整理だけしてまた探索よ。
探索開始直後はあんまりいいものが見当たらない、いつものことだね。
ネクサス・ハウンドか。こういう連中も出てくるようになったか……
「因果混乱のブレス」?何のことだかよく解らないけど、何なの?
因果律に作用する攻撃だ。時間と空間の区別が曖昧になったり、自らが秀でた能力が捻じ曲がったりする。
なんだか途方もなく危険な攻撃に聞こえるんだけど。
耐性があればいいのだがな。生憎この攻撃に耐性を持つ装備は今無いな……
おっかないし、近づかないでおくわ。
あれ?私なんでここにいるのかしら。
……というようなことが起こる、というわけだ。危なかったな、当たりどころが悪ければ、耐久力と魅力が入れ替わるような大惨事になりかねん。
随分と危ない攻撃だね……
即死の危険は薄いがな。だが、それ以降の即死のリスクを大幅に上げる攻撃でもある。能力の入れ替わりがなくとも、強敵の前に飛ばされることもあるからな。
用心に越したことはなさそうね。
かと思ったら今度は奇怪な生物の群れが見えるわ……なんだか姿が気持ち悪いわね。
む?首なし生物か。弱いなりにそこそこの経験とアイテムを持つ、貴重な生物なのだがな。
そ、そう……じゃあ頑張って討伐するわ……
あらほんと。レベルアップが近づいたような気がするし、アイテムもそこそこ落ちてるわね。
このあたりの階層を探索するならば、率先して狩っていい。
そうね、気持ち悪いけど頑張るわ。
(たくましくなったなあ……)
でも、残念だけど今回のドロップはハズレばかりね。
量が質を産むと割り切るのだな。
11:41 32階(鉄獄): ローパーによってピンチに陥った。
探索してたら変な柱があったから攻撃してみたけど……やたらとタフな上に攻撃強いし、その割にはレベルアップが近づいた気がしないわね。
敵が強いことと、レベルアップが近づくことは違うんだね……
ドロップもお金ばかりよ。ちょっとローパー、少しは首なしを見習いなさい。
首なしの奇怪な生物を見習えって言われる気持ちも辛そうだ……
今後、余程のことがなければ相手にしなくていいな。
ローパーを倒したと思ったらまたバシリスクね。練習した私の二刀流を見せてやるわ。
前回よりちょっとだけマシになったけど……
どうにもちゃんと当たらないし、正面切って殴りあうのは若干厳しいみたいだね……。
このような技能は、使い始めが一番劇的に上がると効く。既にティティスは「一番劇的に上がる期間」を超えたな。……つまり、これ以上、こいつに二刀流の攻撃が劇的に当たりやすくなることは期待できんか。
殴るにしても、強い相手なら武器1本、雑魚相手は二刀流、って使い分けるのも面倒ねえ……
戦士ではなくレンジャーだからというのも大きいな。戦士は攻撃を当てるための技能に秀でているから、源氏ブランドの防具でもあれば大きく命中率が下がるということはないのだが……やはり向き不向きはどうしてもあるか。
結局射撃に頼るしかないのね……
強い弓さえ手に入ればもうちょっとマシになるんだろうけど、無いものは仕方ない。
しかもバシリスクも倒すのに苦労する割に、なんだか強くなった気がしないわね。
倒しても落とすアイテムは多くても2個しか無い以上、首なしやダークエルフ・ワーロックの方が期待できよう。
12:42 34階へ階段を下りた。
12:42 34階(鉄獄): 鉄獄の最深階34階に到達した。
とりあえずもうちょっと降りてみるわ。
十分に気をつけろ。今のティティスには、若干手応えがあるはずだ。
ええ、解ってるわ。ありがとう、ラフ。
悪霊の群れみたいね。射撃してれば簡単に倒せる割りには、なんだか少しずつ強くなってる実感が湧くわね。
近寄ると生命力を吸収してくる。それだけは注意しろ。
そうね。どっちにしても近寄りたくないわ。
毒のブレス持ちのトロル?でも一体ごとの強さは大したことないわね。
そのくらいなら武器2本振り回しても当たるみたいだね。
ハーゲンのスピアに込められてる、身を隠す魔力もこういう時は有難いわ。各個撃破には持ってこいよ。
13:20 レベルが29に上がった。
一段階強くなった気がするわ。今の主な経験値源はアクラシュ、ワイト、エアハウンドあたりかしら。
なんだかダンディなおじさまが居るわ……赤い帽子とお髭が特徴的ね。ラフ、あれも敵なの?
無理に倒す必要はない。ただ、不用意に起こしたくない敵を起こしてしまう可能性はある。撃破する意味はあるぞ。
腕試しも悪く無いわ。勝負!
13:55 ひげおやじ『マリオ』を倒した。
バシリスクの方がまだ強かったわ。
奴は奴で、囚われの姫を助ける傍ら、テニスやレーシングと言った多数の競技に参加した実力者だと聞いているがな。だが、この鉄獄においては力不足だったか。
ムキになってファイアボールを投げてきたけど、ティティスの炎の結界魔法で防がれてること、わかったのかな、彼。
さあな。それを知るすべはもうあるまい。
そういえば、なんだか弓が落ちてる。良いものであることを祈るわ。
またクロスボウ……
苦手なんだよね……
ええ……ショートボウでもこの修正なら小躍りしたわよ……
14:08 35階へ階段を下りた。
14:08 35階(鉄獄): 鉄獄の最深階35階に到達した。
まだいけるかしら。
即答しかねるな。無理だと思うならもう少し浅い階層で準備を整えるのも戦術だ。30F程度でも危険な連中はまだいるだろうからな。
気を引き締めていく必要がありそうね。
なんだか二足歩行する巨大な亀がいるけど……
亀ではない。そいつはドラゴンだ。
えっ。亀にしか見えないよ!?
もっとも、進化の過程は大きく外れたがな。やることも小さく、我々竜族の中では爪弾きものだ。先ほどのヒゲの男とはライバル同士で、彼を何度も苦しめたとも聞く。
とりあえず、近づいてくるまで射撃、近づいたら接近戦、でやってみるわ。
14:26 『クッパ大王』によってピンチに陥った。
14:26 『クッパ大王』によってピンチに陥った。
……ほんとにさっきのヒゲの人、この亀とライバルだったの?
先のヒゲの者は、奴を倒すために何百回と挑んだとも聞く。……奴より強いのかもしれぬな。
「かも」じゃないわ。比較にならないくらいこっちの方が強いわよ。……一時撤退するわ。
撤退してたら優良児の皆さんを見つけたわ。姿は気持ち悪いけど、彼らは私の味方よ。
それって、要はアイテム要員と経験値要員、っていう意味だよね?
もちろん♪
(……タメイキ)
む?ジョシュアよ。首なしの連中をティティスがノリノリでなぎ倒しているが、見ぬのか?
……やめておくよ。
16:14 『グレンデル』によってピンチに陥った。
さて首なし倒してっと……探索してたら今度はなんだかオーガの部隊に会ったけど……ちょっと厄介ね。この一際大きくて悪い顔のオーガが隊長みたいだけど。
グレンデル、か。単体での強さでいえば以前戦った究極ダンジョンクリーナーの約2倍、と言ったところかな。……取り巻きも多く、今倒すには若干苦労するかもしれぬな。
うーん……こっちも撤退ね。
何かあるとは思ってたけど……(マップ右下参照)
モンスターの巣のようだな。10階層近く下の連中が混じってる上、迂闊に進むとクッパに鉢合わせするな。
もういっその事このフロア捨てようかしら……
そのほうがいいんじゃないかな。またグレンデルに会いそうだし。
16:50 帰還を使って地上へと戻った。
一旦戻ったわ。荷物整理してまた探索ね。
16:54 地上: 高速度のヘヴィ・クロスボウ (x4) (1.33turn) (+2,+21)を売却した。
16:54 49本の 矢 (1d4) (+0,+0) (15/shot 32/turn)を購入した。
17:00 溶解のシミター (2d5) (+8,+7)を売却した。
クロスボウにしては中々の強さのはずなんだけど……
意外に売値が振るわないね。
ジョシュアであれば多少使えたろうに、勿体無い。(中の人より:戦士の場合はボウ・クロスボウ・スリングに攻撃回数補正がかかります。但しボウに限って言えばレンジャーの修正のほうが高いです)
まあしょうがないわ。矢を補充して、強化してもらったらもう少し探索よ。
17:52 地上: 帰還を使って鉄獄の35階へ下りた。
17:54 35階(鉄獄): 人々を爆死させてきた左手『シアーハートアタック』を倒した。
なんだか妙な手が寄ってきたと思ったら大爆発したんだけど……何なのあれ……
『キラークイーン』とやらの左手だ。……ちなみに『キラークイーン』はどうやらこの迷宮には居ないようだが。
なんで左手だけ喚起されたんだろう……
さあな。奴の考えることはよく解らぬ。
また何か変な鎧が見つかったけど……
また呪われてるね……調べてみないと使えるかどうかは解らないけど。でもあんまり期待しないほうが良さそうだね。
そうね……
なんだか妙な呪い唱えてるのが壁の中にいるかと思ったら……なんだか禍々しい光の玉がこっちを狙ってきてるわ。
異様な速さで壁の中を飛び回り、死角から重傷の呪いの魔法を唱えてくる難敵だな。そいつに二刀流で攻撃しようなどと思わんほうがいいぞ、まず当たらぬ。
なんとか倒したけど……正直相当厄介ね。あんまり相手したくないわ。
それがいいだろう。報酬も振るわぬし。
ラフニール。ウィルオーウィスプって、6階建ての塔の1階で冒険者を待ち、あっさり倒される下級モンスターだって聞いた覚えがあるんだけど……
それはまた別の者だろうな。鉄獄でのウィルオーウィスプは初級から中級冒険者にとって、かなりの難敵として立ちはだかる。こいつにやられた冒険者も少なくないはずだ。
同じ名前でも文化によって強さが全然変わるものなんだね……
そういえばティティス。ちょっと気になることがあるんだけど。両手で適当に武器振ってみて。
え?うん。いいけど。
ああ……やっぱり。
どうした、ジョシュア。
ティティス。残念だけど、これ以上二刀流を練習しても、相手には当たり易くならないね。レンジャーの限界に到達してる(該当スキル左側の"!"マーク)
えっ……そうなの?
もちろん、ティティスにもっと筋肉がついたり、身体を素早く動かせるようになったり、あるいはもっといい武器を見つけたりすれば当たりやすくはなるけど、少なくとも、今のままただ練習したって、グレンデルやバシリスクに攻撃が当たるようには、ならない。
うーん……ちょっと装備考えなおそうかしら。暫くメイス両手持ちするわ。
弓さえあればな……
ほんと、それに尽きるわ……
あら何かしら。可愛いらしい緑色の恐竜……
ティティス。そいつには近づくな。そっと離れろ。
へ?
元々は人間の子に愛され、偶像として親しまれていたはずなのだがな……鉄獄の毒気に当てられたか、あるいは何かの怨念でも宿ったか、そいつは危険極まりない怪物に進化した。詳しい情報を画面右側に載せたから読んでおくがいい。
カオスのブレスに放射性廃棄物のブレスにヒドラ召喚……?
そういった豊富な攻撃能力、それに素早い身体。更には究極ダンジョンクリーナーを若干凌ぐほどの耐久力を持つ。……そいつに挑むのは、まだやめておけ。
そうするわ……しかし、撤退することが増えてきたわね。
グレンデル程度は倒せて欲しいところではあるのだがな、本当は……
うーん……もう1回戻って、さっきの鎧観てもらって、そうしたらまた潜ることにするわ。
19:38 帰還を使って地上へと戻った。
19:54 地上: 13服の 致命傷の治癒の薬を購入した。
20:43 地上: 4巻の 帰還の詔の巻物を購入した。
20:45 5巻の テレポートの巻物を購入した。
ウィルオーウィスプに随分薬を使わされたようだったから、補充しておいたぞ。
ありがとうラフ。本当に気が利くわね。
へえ。なんだか酷く恐ろしい魔力を感じたけど、力強さと知識の両方を得られる上に、耐性まであるのね。これなら使えるかしら。
(揃えて首を横に振る)
……え、ダメなの?
太古の禍々しい怨念は無理がありすぎるよ。
最悪、動きを取れなくなった貴様を巨大な機械の悪魔が複数体で囲むな。……今の貴様であれば……そうだな、最悪15回は死んでお釣りが来るぞ。
……捨てておくわ。さてもう一潜り。
20:54 帰還を使って鉄獄の35階へ下りた。
21:09 35階(鉄獄): インパクト・ハウンドによってピンチに陥った。
21:43 レベルが30に上がった。
なんだかんだ、巨人やらハウンドやら相手にしてたらレベルはまだ上がるわね。……もう少し打たれ強くなりたいわね。
22:25 耐因果混乱の指輪を識別した。
これは。
守りの力を感じるけど、なんだか解る?
ネクサス・ハウンドの連中が吐くブレスの効果を受けなくなるな。左手に嵌める指輪がないのならば着けておいてもよかろう。
結構頼もしいわね。このへんで一旦戻って、装備を見なおしてみようかしら。
それもいいだろうな。
22:46 帰還を使って地上へと戻った。
ただいま。今回も無事に帰ってこれたわ。
おかえり。
……貴様ら人間はこのようなとき、「おかえり」と言うのか。帰還した者への祝福と労いで合っているか?
そんなところね。そこまで意味が重くはないけど。
そうか……(こほん)お、おかえり、ティティス。
ふふ。ただいま、ラフ♪
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