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Cultist Simulator 会話未開放&スキル無振りにてクリア挑戦の記録

わあ、はてなブログの私のページまだ生きてた。ここ4年間くらいログインすらしてなかったんですが。

さて。というわけで。いきなりですが。

 

CultistSimulatorの会話未開放&スキル未取得での勝利達成しました!

 

当初予定4時間に対し約4時間半かかってしまいましたが案外なんとかなりました。

というわけで、この縛りプレイの困難なポイントや注意点、具体的な攻略の方法などを書き残しておこうと思います。

一応、既にゲームを1~2回以上クリアしたかたの閲覧を想定しています。性質上ゲーム攻略方法のネタバレを多分に含む(特に3章以降)ので、現在クリア目指してプレイ中の方の閲覧は推奨しません。また、未プレイの方が読んだところでちんぷんかんぷんな暗号にしかならないと思われますので、こちらの閲覧も推奨しませんw

 

 

1. 本チャレンジの定義

本プレイでは、以下の2種類の行動を禁止としました。

  • 「学習」トークンに「協力者候補の記録」を使用する(会話未開放縛り)
  • 「学習」トークンに「活力」「博学」「煌めき」を使用する(スキル未取得縛り)

 

2. 本チャレンジにより発生する具体的なゲーム上の障害

まず、会話未開放縛り(「学習」トークンに「協力者候補の記録」を使用しない)により、会話トークンがゲーム中に出現しません。これにより、以下のような影響が発生します。

  • 教団の設立が出来ない
  • 教団を設立しないため本拠地が入手出来ず、伝承の合成時に本拠地を使うことが出来ない
  • パトロンに会うことが出来ない
  • 傭兵・召喚獣に仕事を頼むことが出来ない(具体的には、グローバーグローバーのオールデン氏への対処、探偵の対処、仮の証拠・不利な証拠の対処、爆弾屋を用いたひび割れた錯乱の鏡などの修理、などが出来ない)
  • 傭兵の契約延長が出来ない
  • 召喚獣に話しかけることによる、召喚獣の保持が出来ない
  • 召喚獣に話しかけることによる、影響力などの保持が出来ない

影響力の保持制限は一見それほどゲームの難易度を上げないように見えますが、実は深刻な問題を引き起こします。詳細は後述。

 

さらに、スキル未取得縛りにより、序盤しばらくは体力1・理性1・情熱1のみの状態を余儀なくされます。牡鹿の扉のなぞなぞを解くことにより理性が一つ増えますが、これは本プレイにおける唯一の能力追加機会となります。

これにより、以下の影響が発生します。

  • 体力が1のみとなるため、「怪我」「空腹」「苦悩」などの処理が少しでも遅れると即死の危険がある
  • 体力が1のみとなるため、「探索」トークンに体力を用いた場合に病の季節とタイミングが重なると即死の危険がある
  • 序盤は理性1のみのため、仕事をしつつの「博学」の入手が若干困難
  • いずれの能力も上限が通常プレイと比較にならないほど低いため、呪いのある遠征先を極力避ける必要がある(最大でも成功率が90%までにしかならず、呪いが刺さると場合によっては即死)
  • 伝承の合成時にスキルを使用できない

本チャレンジにおけるプレイヤーは、これらの障害を乗り越えて昇天を目指さなければなりません。我ながらクレイジーな縛りを思いついたもんだと思います。

 

3. 具体的な攻略ポイント検討・生存

本制限下では、ただ生き延びるだけの難易度も通常より大きく上がります。

主な障害は資金難と恐怖です。

 

まず資金繰りについて考えます。

当然ながら体力が1しかないので、資金が尽きたらほぼ確定で即死です。カルトの道は険しいのだ。

さて。肉体労働はスキル未取得の場合怪我の危険が30%あるため論外ですし、情熱によって絵を描いてもスキル未取得では資金の自然減少に打ち勝てません。

つまり金策グローバーグローバーで働き続けるしかありませんパトロンも使えないので、降格→復職を繰り返しながら終盤までずっとグローバー勤務を続けることになります。

さて。会話トークンが無いためオールデン氏への実力行使が出来ません。しかしながら、グローバーグローバー中級職(オールデン氏残留時)の追加スロットに理性を投入することにより2%の確率でオールデン氏の引退イベントが発生する、というややマイナーな仕様があったりします。どちらにしても資金繰りがグローバーグローバー一択のため、序盤は引退イベントの発生を祈りつつ労働を続けることになります。

しかしながら、グローバーグローバーの上級職は常に理性1を必要とする上に、使用した理性は60秒の間消耗状態となります。つまり万全に回すには理性2が必要ですが、2つめの理性が手に入るのは牡鹿の扉のなぞなぞを解いた後となります。実プレイではオールデン氏の退職イベントが予想よりも早く発生したため、意図的に職場でのトラブルを発生させ中級職に降格するという手順になりました。

また牡鹿の扉のなぞなぞによって2つ目の理性を獲得したとしても、じゃあそれで常時上級職で回せるかというと案外そうもいきません。グローバーグローバー上級を回すだけで理性2を常時使用する必要がある(片方は使用中かつ片方は消耗状態が基本)ため、学習による博学の獲得や「夢」トークンによる牡鹿の扉でのカード入手が大きく制限されます。つまり、理性が2あっても場合によっては意図的にサボって中級に降格し、理性を用いること無くダラダラと中級職で仕事を続けるという手段を取ることもあります。

オールデン氏の退職イベント発生後、再度情熱を用いてグローバーグローバーに就職してグローバーグローバー中級職に就任すると、オールデン氏のチェックイベントが発生しない状態になります。ここで、最初の追加スロットと労働開始後の追加スロットの両方に理性を投入すると上級職に就任出来るのですが……実はここに、いずれのスロットにも理性を投入すること無く資金2を獲得できる、という隠れた特性があります。本チャレンジにおいては理性を使わずに資金繰りを出来る特性はかなり重要です。

 

次に恐怖対策です。

いずれにしても恐怖対策は必須です落ち着きのなさは定期的に湧く上、マンサスで恐怖・落ち着きのなさ・影響力(冬)・影響力(蛾)を入手したり、たまに発生する「暗くて遠く不快なこと」によって追加で入ることもあるため、自然に入手出来る満足感では対応しきれません。

ですが、よく使われる手段である「夢」への資金投入によるアヘンのチンキ剤は本チャレンジではそこそこリスキーです。というのも、体力が1しかないため病の季節とタイミングが被ると即死しかねないためです。

エクディシスクラブを優先して使うのが最善なのかなあ……と思っています。魅了を入手した場合に手持ちの恐怖と早めに相殺したほうが良さそうな気がします。

召喚獣に街を探索させて月明かりに照らされた奇妙な町並みを入手し、あとはひたすら連打、としたほうがお財布に優しいような気もしなくもないのですが……

ただこれ、今にして思うともう少し湧きを抑えられる方法が一つあったかもしれません。今度試してみようかな……

 

4. 具体的な攻略手順検討・勝利

昇天での勝利を目指すわけですが、使用する欲望は力(鍛造)ほぼ一択です。

欲望の段階3段階目(昇天)以降は欲望の種類によって必要となるものが変わってきます。

まず、悟りの場合は不運な囚人が必要となります…………が、不運な囚人を入手できるきっかけはほぼ会話トークンに依存(信奉者を閉じ込める・刃/聖杯の信者に教団業務を行わせる・探偵を捕獲する)し、本チャレンジにおいてはそもそも入手経路が存在しません(もし入手経路が他にあったら教えて下さい)。

感性の場合も似たようなもので、不運な囚人あるいは人間の死体のどちらかが必要です。一応こちらは雇った傭兵を無謀な任務に出発させ病の季節に死亡するのを待つ、という手が一応あるかな……という気はしています。ただ、どう考えても死体の入手速度がエキゾチックな欲望トークンの発生頻度に間に合わないため、事実上不可能だと思います。多分。

一方、の場合は資金1を必要とするだけで済むため現実的に勝利を目指すことが出来ます。

 

さて。勝利の前段階では鍛造の数値合計36を達成して儀式を行う必要があります。

仮に3要素の儀式を用いた場合、数値の想定される組み合わせは以下のどちらかです。

  • 15or14+12+10
  • 12+12+12

さて。通常の教団設立禁止チャレンジでの簡単な勝利パターンの1つとして、牡鹿の扉から入手できる震えるような暑さ(影響力・鍛造6)を4回入手して烈火(影響力・鍛造15)を入手し、坩堝の王(召喚獣・鍛造12)・亀裂の公式(伝承・鍛造10)と共に儀式を行う……というのがあるのですが、本チャレンジでは会話トークン使えず、影響力を2つ以上保持することが出来ません。つまり、震えるような暑さから烈火を作れない、という制限が発生します

 

今回の場合においても、坩堝の王(12)は使うことになると思っていいでしょう。問題は残りの2枠をどうするかです。

まず、先述の通り烈火(影響力・鍛造15)の入手は現実的とは言えません。

次に、鍛造12の素材である赤変のエッセンス蜘蛛の扉から入手が可能です。…………が、そもそも先述の通り不運な囚人を入手出来ないため、蜘蛛の扉を開ける手段がありません。一応ミア正午の港で赤変のエッセンスを入手出来る可能性はあるのですが、そもそも今回蜘蛛の扉・孔雀の扉をいずれも開けられない状態でならず者の地図(伝承・秘史12)やら正午の港の逸話(伝承・秘史14)やらを多数入手するのは非現実的というか、あまりにかったるすぎてやりたくありませんw この辺は呪いも標準装備のため、そもそも探索自体が危険という都合もあります。

次に、鍛造12の道具である死体の火花ですが、これはゲリク要塞にて入手が可能です。さて、これは正午の港の逸話(伝承・秘史14)を探索に使うと1/4の確率で出現します。こちらに行く場合フチーノ語を読めさえすれば炉の歌(伝承・鍛造12)も同時に入手できるため、坩堝の王以外のパーツが探索1回で即座に手に入るという強みはあります。とはいえ、秘史の合成自体は博学・煌めき・魅了が揃っていれば可能ではあるものの、本チャレンジの場合正午の港の逸話1個のために禁断の叙事詩(伝承・秘史8)が8つ必要です。言い換えると、牡鹿の扉を約24回くぐる必要がある、ということになります。当然正午の港の逸話からハズレを引くケースもあるため、最悪の場合牡鹿の扉を96回通る……と、ちょっと気の遠くなる作業が発生します。そのため、本プランは今回のプレイでは採用しませんでした。あまりに絵面が退屈だし。

よって考えうるのは以下の組み合わせしかありません。

 創造の神秘(伝承・鍛造14)+

 坩堝の王(召喚獣・鍛造12)+

 高まる熱(影響力・鍛造10)

 

さて、では創造の神秘の入手について考えます。

まず直接入手を考える場合ですが、この場合は星屑の神殿(ならず者の地図にて出現)を探索することになります。……が、この場所が大問題。ならず者の地図の入手自体も本チャレンジにおいてはかなり困難とはいえ、一応禁断の叙事詩が4つあれば作れはすします……が、障害がまるで嫌がらせのような組み合わせをしており、攻略自体が相当困難です。(坩堝の王+テレサ+鏡の少女でチーム組むのが現実的……?)

その上第五の目の呪いも備えており、準備なしであれば100%、準備してあったとしても10%の確率で情熱が1個減ります。……一応情熱なら0でもクリアできそうな気はするんですけどね。

また、こちらの場合ヴャック語が必要になるため、追加で雪の守り人(秘史10にて出現)も探索しなければなりません。こちらも探索が若干困難な上に呪いも完備……というわけで、星屑の神殿での直接入手は手数的にも厳しそうです。そもそもこっちのルートは検討してなかったのは秘密です。

次に炉の歌(伝承・鍛造12)を2つ入手して合成する、という方法を考えたくなるのですが……こちらは先述のゲリク要塞にしかありません。しかも1個だけでは足りないというか、そもそもゲリク要塞攻略できてるなら死体の火花あるから終わってるよねという話もあります。

というわけで更に一段下げて、亀裂の公式(伝承・鍛造10)を4つ入手して合成する、というプランになりました。

 

まず1個目。欲望・力のSpeedRunでも使われていた手順なのですが、モーランドの店オリフラムのオークションハウスで入手出来る伝承をゴリゴリ合成すると、ギリギリで鍛造10に届きます

2個目、クスネツォフの寄贈建物(秘史8にて出現)にて1つ入手が可能です。こちらはフリュギア語を学ぶ必要がありますが、フリュギア語自体は第二の渇き、エジーをなんとかして召喚すれば教えてもらうことが出来ます(要ギリシャ語)。

3個目はハンターの穴(秘史10にて出現)にて入手が可能です。こちらはディープマンダ語が必要になりますが、なんとディープマンダ語の教本(八月の石)が同時に取れるため問題になりません。実プレイでは既に坩堝の王が居たから直接教わったのは秘密だ。

……とはいえ1個足りません。ですが、クスネツォフの寄贈建物でカリデートの召喚文(伝承・鍛造8)も同時に入手出来るため、カリデートの召喚文がもう1つあれば足りる計算になります。

こちらはヘベ・スタントン号(秘史使用時に低~中確率で出現)で入手が可能です。サンスクリット語だけで入手が可能な上、障害の組み合わせもあまり意地悪では無いのでそこそこ入手は容易です。

まとめると、

  • 店での入手で1つ
  • クスネツォフの建造建物で1つ
  • ハンターの穴で1つ
  • ヘベ・スタントン号とクスネツォフの建造建物から入手したカリデートの召喚文を合成して1つ

以上4つの亀裂の公式を合成することにより鍛造の神秘を入手出来ます。これさえ入手できればほとんど勝ったようなものです。

 

5. 具体的な攻略の流れ

では、これまでの検討を踏まえ、実攻略を思い出しつつ流れを書き起こしていきます。

 

序盤はまず金策をしつつ、モーランドの店オリフラムのオークションハウスの両方を枯らせることが目標になります。

とにかく金策の線が細いため、ある程度の資金を保ちつつたまに店行って本買って……というクソ地味な絵面が続きます。

先にも書きましたが、実プレイでは割とあっさりオールデン引退のイベントが発生してしまったらしく、途中からは理性を使わずに延々とグローバーグローバー勤務を続けていた覚えがあります。

店を枯らせることで先述の亀裂の公式を作るために必要な伝承を、別途伝承の合成を行って牡鹿の扉のなぞなぞも開けます。これで2つめの理性が入手出来るため、資金調達がちょっとだけやりやすくなります。

 

店が枯れたら多少資金を貯めて遠征に入ります。攻略した遠征先は記憶にある限りでは以下のとおりです。

忘れ去られたミトラ神殿(秘史2):エラガバルスの足かせ(道具・冬8)が本チャレンジにおいてとても重要な意味を持ちます。なんたって信奉者がいないので道具ベースの召喚を行うケースが非常に多いです。冬8があるということは、適切な影響力と伝承があれば鏡の少女煙霧声なき死者を簡単に呼べるということに繋がります。ここの攻略は傭兵の占い師が1人いればOKです。

ストラスコイン邸(秘史2):フチーノ語を学べます。また落ちている本にも優秀な物が多く、この時点で灯り6・蛾6の伝承が手に入るのは破格と言えます。ここの攻略は傭兵のうちプロの力男、経験豊かな詐欺師のどちらかがいれば70%の確率で勝って帰ってきます。声なき死者でも同様です。

ケグリンの傷(秘史4):ビエッデの刃(道具・刃8)欲しさに行きました。思ったより探索にリソースを回せなかったので、暗示を召喚しようとするとこの辺ほしいんですよね。ただ今にして思うと、ロックウッド沼地行ったほうが良かった気がします。アグネスの偶像(道具・鍵4)あるし。煙霧1体いれば49%、2体いれば81%以上の確率で攻略出来るし。

ヘベ・スタントン号(秘史X):先述の通り、カリデートの召喚文を取りに行きました。ここは坩堝の王がいると楽なんですが、煙霧が召喚できていれば夕焼けの儀式により煙霧+6以上の鍵の伝承+落ち着きのなさで召喚が可能です。

フェルミエール修道院(秘史6):最高の真の聖地の真の言語に関する正真正銘の風変わりな情報(アラム語の教本)を取りに行きました。落ちてる本はオマケ。声なき死者なり煙霧なりがいれば楽勝です。なお実プレイでここ行こうとして行く先間違えて盛大なガバをやらかしたのは秘密です。

クスネツォフの寄贈建物(秘史8):先述の通り、亀裂の公式カリデートの召喚文を取りに行きました。攻略は暗示2体で余裕です。ちなみにここで第二の渇き、エジーの召喚にかなり手間取ったせいでだいぶプレイがグダったんですが、ロックウッド沼地に気づいていれば多分もうちょっと楽に行けたと思います。

ハンターの穴(秘史10):こちらも亀裂の公式を取りに。よくよく考えるとここは鏡の少女1体だけでも72%以上の確率で攻略成功する上、スカプトドンの牙(オークションで20以上で売れる)が3本も手に入るのでこちらを先に回すべきだったかもしれません。

 

あとは地道に伝承を合成して勝ちました。ただし、伝承の合成に魅了を要求されるケースがかなり多く、この入手先を検討していなかったのは落ち度でした。牡鹿の扉下側で取るのが良いのかな……禁断の叙事詩も取れるし……この場合理性を浮かせる必要があるのでグローバー中級回しで資金維持という流れになりそうです。

 

6. 終わりに

というわけで我ながら頭のおかしい縛りプレイを思いついたもんだと思いますが、無事完走できてよかったです。

記事に起こす段階で色々気づいたことも多かったので、もしかしたら再走もやるかもしれません。

今度はゲリク要塞ルート試してみようかな?その場合ミトラ神殿でエラガバルス取って煙霧呼べるようにして、呼んだ煙霧でストラスコイン邸攻略してフチーノ語覚えて、落ち着きのなさ使って坩堝の王呼んでゲリク要塞にシュートすれば良いんだよな……牡鹿の扉開ける回数がとんでもないことになりそうだけど……

 

なお、もし未プレイの方で、本記事から興味を持たれた方がいらっしゃいましたらこちらへどうぞ。良きカルトライフが楽しめますよ!やったら語りましょう!

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